閉鎖系

 このブログはついに文化論にまで切り込むのである。

 北京五輪の頃に盛んに問題視されていた、中国の公衆トイレはその後どうなったのだろうか。「仕切りがなく、お隣が丸見え」という例の国際問題だ。
 アイデンティファイ(誰が)、プロセス(どのように)、そしてマテリアル(どんなものを)。すべてがトランスルーセント。視覚、聴覚、嗅覚、すべてにわたって開放系。大陸的、ということだろうか。

 ひるがえって我が日本の現状はといえば、間仕切りによる個人情報保護はもちろんのこと、腰掛ければ「小川のせせらぎ音」を奏で、ついには匂いを吸い込む機構さえ備わった。立ち上がると自動で水洗する機能はおそらく、水洗レバーに指紋を残さずに済む配慮であろう。まさしく完全犯罪と呼ぶにふさわしい。
 日本のトイレは今後ますます閉鎖系を究める方向にむかい、いずれはバイオスフィアのようなものへと進化を遂げるのではないかと思う。

 「現代日本の閉塞感」みたいなものと絡めて語る意図は今のところとりあえず無い。

2010/01/16 Sat | 未分類

己に克つ

 このとき触れた「顔の体操」、実は今でも励行している。毎朝、自分との戦いである。
 表情筋を鍛えておくことは顔のたるみの防止にも良いと聞くから、その線で将来不安がおありの向きは試されてみるのもよいかと思う。あまり熱心に本格的にやりすぎて、私のように白目を向いたり、声で効果音(「にょーん」とか「むひーん」とか)入れたりするところまでいってしまうと本来の趣旨から外れることになるので、各自、適切にご判断いただきたい。
 洗面台の鏡に盗撮カメラ等が仕込まれたりしていないか事前にチェックすることもお忘れなきよう。定時に、全世界に、ある種のエンターテインメント、あるいはショッキングなスペクタクルを配信することになりかねない。

2010/01/12 Tue | 未分類

物申していきたい

 「ツイッターをやるようになってから、このブログの更新がおろそかになってないか」とのご指摘を受けたが、そんなことはないはずだ。もともと「おろそか」だったのが「もっとおろそか」になっただけであって。


 夜中の空腹を紛らわすべく、ポタージュスープを飲んだりする。
 飲みながら思う。「ポタージュ」だなどと、どうしてこうも見事に「名は体を表す」みたいな名前なのか、と。


 このブログはご覧の通り社会派であるから、こういう喫緊の課題についても柔軟に対応して論じたりするのである。

2010/01/11 Mon | 未分類

『2012』

 太陽の異常活動で地球に降り注いだ大量のニュートリノに地球深部のマグマが反応して煮えたぎり、このままだと大規模な地殻変動が起こって地球上のあらゆる生物の絶滅が免れない。科学者からの切羽詰った警告を受けた各国首脳は、合同で巨大な避難船を建造するプロジェクトを中国の奥地で極秘に開始。そんな事情をたまたま知った主人公は、家族や知り合いを引き連れてギリギリの避難を始めるのだが、事態は科学者の予測を超えたスピードで進行するもんで、大噴火だ大地震だ倒壊だなんだともう地上はグッチャグチャのボッコボコのベロンベロンにとっ散らかって、あらゆる文明は完全に崩壊、お次はヒマラヤも浸かるほどの巨大津波がザンブリ押し寄せるもんで、なけなしの生き残りも大陸ごと海に沈んだりする。そんななか主人公は、うわーぶつかるー、落ちるー、あーもーやばい、もーー死んだ、いや生きてた、いや死んだ、みたいな事態に見舞われ続ける。

 地球規模の危機なのにアメリカ以外の描写は割とおざなりという『インディペンデンスデイ』以来のエメリッヒ節は健在。それにも増して今回は、「貧乏人は使い捨て放題だぜヒャッハー」だとか「優先順位は、要人>文化財>金持ちの順で、庶民は動物以下」みたいな構図が「所詮そんなもんッスよね」的に身も蓋もなく描かれる。10億ユーロて。

 崩壊してゆく街を“リムジンで”疾走するのは面白い発想だなと思った。あと冒頭、科学者たちが「地球の内部がヤバいんだ」ってな話をしてて、「ほら、その蓋あけてごらん」、かぱっ、ぐつぐつぐつぐつ、「うーわーー」ってシーン笑ったよ。わかりやすいな地球。
 久しぶりに楽しかったけど、2時間は長い。色々削って1時間半くらいでいい。仲間が一人ずつ死んでいくだのハッチが閉まらない〜だの、なんでああいう古めかしいハリウッドアクションスリラーみたいなセコい要素を無理くり引っ付けてくるんだろうね。全員助かったって別に構いやしないのに。あと、同じネタもせいぜい2回までにしないか(「また飛行機の離陸で?」「また津波で?」)。
 まあでも、これぞまさしく映画館で見ないと意味のない体感アトラクション型作品なので、よろしかったらどうぞ。

2009/12/17 Thu | 感想文

つぶやき以上ブログ未満なサイズ

 またしても書く場所を増やしてしまって、色んなところを疎かにしている。140文字というのは絶妙に厳しい制限だ。できるだけ短文にするような癖がついたかもしれない。
 ツイートをそのままブログにリダイレクトするサービスなどもあるようだが、ただでさえ無内容な当ブログの透明感が増しかねないので私は使わない。
 5文字くらいしか書けない「ZenMondo」というウェブサービスを誰か作ってみないか。「洗濯なう」とかそんなんばっかりになりそうではあるが。急に「理解」とかつぶやかれて精神崩壊してみるというのもまた一興というもの。

2009/11/28 Sat | 未分類

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